日本人の足に合うオススメのバッシュといえばアシックスが有名です。スポーツ店でアシックスを勧められた経験がある人は多いかもしれません。であれば「日本のプロバスケットボール選手はアシックスの着用率が高いのだろうか!?」と、ふと疑問に思いました。
そこで2018年2月にB.LEAGEのB1に所属していた総勢233人のバッシュを調べてみることにしました。
そうすれば、『日本のプロが着用するバッシュ』=『本当のおすすめのバッシュ』が判明するということに気付いたのです。
そして今回の調査結果は、このような人が参考になるのでしょう。
2.しっかりと基準のあるおすすめバッシュを知りたい
3.ネットでおすすめのバッシュを購入したい
もし上記に該当しなくても、あまり調査する人がいないニッチな情報なので、今後のバッシュ選びに参考になると思います。
※一部で種類が不明な選手もいましたがメーカーは全て判明しています
※調査対象期間は2017年10月~2018年4月としています
結果は圧倒的にナイキのバッシュが人気
熱狂的なB.LEAGUEファンの人は既にご存知かもしれないですが、正直びっくりするぐらいNIKEを着用している選手が多い結果となっています。
プロの着用率から見るバッシュメーカー別ランキング
B1に所属する選手のバッシュがどのメーカーであるか調べたところ、このような結果となりました。
1位 | ナイキ | 140名 | 60.1% |
---|---|---|---|
2位 | アシックス | 45名 | 19.3% |
3位 | アンダーアーマー | 28名 | 12.0% |
4位 | K1X | 8名 | 3.4% |
5位 | アディダス | 6名 | 2.6% |
6位 | ミズノ | 6名 | 2.6% |
※エアジョーダンはナイキでカウントしています
ランキングから紐解くB.LEAGUEのバッシュ事情
なんとプロ選手の6割はナイキを着用している結果がわかりました。そして注目のアシックスは、2割程度というひじょうに低いです。意外だったのが、ジェームス・ハーデンなど有名選手が着用する大手スポーツメーカーのアディダスが少数派であることです。
アンダーアーマーはNBAの年間MVPを連続受賞した経験のあるステファン・カリーが着用していることや、日本独自モデルが牽引していることもあり善処している感じがします。
プロの着用率から見るバッシュのモデル別ランキング
それでは今度はメーカー別シェアだけでなく、各メーカーのどのモデルが人気であるかを解説しましょう。
NIKE(ナイキ)
ナイキのなかで着用率の高かったバッシュを紹介していきます。
1位:ナイキ ハイパーダンク2017
商品番号 | 897631-004 |
参考価格 | 16,200円(税込) |
カラー | ダークグレー×ブライトクリムゾン×ピュアプラチナム×ブラック |
着用者数 | 233名中37名 |
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NIKEユーザーの中の着用者率 | 26.4% |
全B1選手の中の着用者率 | 15.8% |
・富樫 勇樹(千葉ジェッツ)
・比江島 慎(シーホース三河)
このバッシュの最大の特徴は、恐竜の足のようなモコモコしたアウトソールです。反発性のつよいNike Reactフォームが使用されており、軽量で弾むような感覚を得ることができます。
B.LAEGUE2017-2018シーズン真っ最中であるため、シーズン途中でバッシュを履き替える人は少ないかもしれませんが、2017年モデルということもあり、徐々に着用者が減っていくことは間違いないでしょう。
そしてこのバッシュは全てのポジションにおすすめですが、プロの着用状況を参考にすると、とくにポイントガードとシューティングガードの選手におすすめです。
履いた感想やカラー展開をもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

同率2位:カイリー3
商品番号 | 852396-400 |
参考価格 | 16,200円(税込) |
カラー | オブシディアン×サミットホワイト×メタリックゴールド |
着用者数 | 233名中12名 |
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NIKEユーザーの中の着用者率 | 8.6% |
全B1選手の中の着用者率 | 5.1% |
・牧 全(レバンガ北海道)
・安藤 周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
2016年の年末に発売されてからロングセラーとなっているカイリー3。NBAのカイリー・アービングのシグネチャーモデルとなるバッシュだけに着用している選手が多数います。既に発売されている次のモデルのカイリー4にも注目です。
NIKE公式サイトではカイリー4が発売開始したこともあり、カイリー3は取り扱いしていません。現在、カイリー3を履いている選手は徐々にカイリー4に履き替えていくことが予想されます。
そしてこのバッシュはプロの着用状況を参考にすると、とくにセンターとポイントガードとシューティングガードの選手におすすめです。
履いた感想やカラー展開をもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

同率2位:ズーム KD10
商品番号 | 897816-008 |
参考価格 | 18,900円(税込) |
カラー | ブラック×ホワイト×ブラック |
着用者数 | 233名中12名 |
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NIKEユーザーの中の着用者率 | 8.6% |
全B1選手の中の着用者率 | 5.1% |
・藤井 祐眞(川崎ブレイブサンダース)
・ジャスティン・バーレル(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
このバッシュはプロの着用状況を参考にすると、とくにポジションがパワーフォワードとスモールフォワードの選手におすすめです。
感想やカラー展開をもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

同率2位:PG1
商品番号 | 878628-500 |
参考価格 | 19,440円(税込) |
カラー | ブライトバイオレット×ホワイト×トータルオレンジ×ブラック |
着用者数 | 233名中12名 |
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NIKEユーザーの中の着用者率 | 8.6% |
全B1選手の中の着用者率 | 5.1% |
・ジェフリー・パーマー(横浜ビー・コルセアーズ)
・上江田 勇樹(富山グラウジーズ)
NBAプレイヤーのポール・ジョージのシグネチャーモデル第1段。アッパーにあるストラップでフィット感を調整できることが最大の特徴です。現在はPG2が発売されたことで、こちらもPG1からPG2に履き替える選手が徐々に履き替えることが予想されます。タイミング的にはPG1の値段が安くなるチャンスでもあります。
そしてこのバッシュはプロの着用状況を参考にすると、とくにポジションがパワーフォワードの選手におすすめです。
感想やカラー展開をもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

5位:コービーA.D.
商品番号 | 922484-004 |
参考価格 | 18,360円(税込) |
カラー | ピュアプラチナム×メタリックシルバー×ライトカーボン×ホワイト |
着用者数 | 233名中11名 |
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NIKEユーザーの中の着用者率 | 8.6% |
全B1選手の中の着用者率 | 4.7% |
・山崎 稜(栃木ブレックス)
・村上 直(シーホース三河)
・岡本 飛竜(島根スサノオマジック)
引退した今までもバッシュ人気は衰えることを知らないコービーモデル。落ち着いたシンプルなデザインにローカットのつくりとなっています。
そしてこのバッシュはプロの着用状況を参考にすると、とくにポジションがポイントガードとスモールフォワードの選手におすすめです。
カラー展開をもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

6位:レブロン ソルジャー11
参考価格 | 18,200円(税込) |
着用者数 | 233名中8名 |
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NIKEユーザーの中の着用者率 | 4.2% |
全B1選手の中の着用者率 | 3.4% |
・永吉 佑也(京都ハンナリーズ)
・ジュフ・バンバ(川崎ブレイブサンダース)
・アイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス)
レブロン・ジェームスのシグネチャーモデルは、ハイカットモデルでオーソドックスなバッシュが多いですが、ナイキらしい近未来なデザインが印象的です。しっかりと足首を保護したい人に適してます。
そしてこのバッシュはプロの着用状況を参考にすると、とくにポジションがセンターとパワーフォワードの選手におすすめです。
おすすめのナイキのバッシュ
着用率は低かったですが、ナイキでおすすめのバッシュも紹介します。
おすすめ①カイリー4
商品番号 | 943807-002 |
参考価格 | 16,200円(税込) |
カラー | ブラック×アンスラサイト×ライトレーサーブルー×ホワイト |
・キース・ベンソン(大阪エヴェッサ)
少しずつ、カイリー3を履いていた選手はカイリー4に履き変えている印象を受けます。今後、カイリー4の確実に増えることが予想されます。
そしてこのバッシュはプロの着用状況を参考にすると、とくにセンターにおすすめですが、オールラウンドに活用できるので全ポジションの選手におすすめです。
感想やカラー展開をもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

おすすめ②エアジョーダン32
商品番号 | AH3347-001 |
参考価格 | 19,980円(税込) |
カラー | ブラック×ホワイト×ユニバーシティレッド |
サイズ | 25.0cm~32.0cm |
・ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)
このバッシュはプロの着用状況を参考にすると、とくにセンターとパワーフォワードの選手におすすめです。
カラー展開をもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

おすすめ③ジョーダン ワイ ノット ZER0.1PFX
商品番号 | AO1041-104 |
参考価格 | 17,820円(税込) |
カラー展開をもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ナイキのバッシュで、最新から激安までもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

asics(アシックス)
アシックスを着用している選手は全部で45名でしたが、アシックスのバッシュはデザインが似ておりどのバッシュか判断できないものが多いので、発見できた種類のみ紹介します。
アシックスのバッシュは日本人の足の形に合うように作られているだけでなく、脚力の弱い小中学生でもしっかりとソールが地面に吸い付くように設計されているのが特徴です。
ただし外国人のように足が細い人や脚力がある人は、ソールが硬い設計のNIKEでも十分におすすめです。
アシックス ゲルトライフォース2
商品番号 | TBF325 |
参考価格 | 17,280円(税込) |
・綿貫 瞬(京都ハンナリーズ)
アシックス ゲルバースト21
アシックス ゲルフープV8
アシックスのデメリットをあげるとすると「デザイン」の部分で、今回の調査でもアシックスのバッシュのデザインは個性が弱く、大半の選手はアシックスのどのバッシュが判断がつかないケースが多くありました。
そのため、デザインにこだわるのであれば、アディダスやナイキを選択することをおすすめします。
UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)
NBAのステファン・カリーが着用していることで有名なアンダーアーマーについても紹介していきます。
1位:アンダーアーマー カリー3 ZERO
・辻 直人(川崎ブレイブサンダース)
・石塚 裕也(西宮ストークス)
2位:アンダーアーマー ドライブ4
・須田 侑太郎(琉球ゴールデンキングス)
・岸本 隆一(琉球ゴールデンキングス)
3位:アンダーアーマー カリー4
・船生 誠也(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
K1X(ケイワンエックス)
1位:K1X アンチ・グラビティ
・大石 慎之介(三遠ネオフェニックス)
・ウェンデル・ホワイト(三遠ネオフェニックス)
2位:K1X パラドクサム
・菊池 真人(サンロッカーズ渋谷)
・山本 エドワード(島根スサノオマジック)
adidas(アディダス)
世界のスポーツメーカー全体でみるとナイキに次ぐ堂々の2位ではあるものの、Bリーグのバッシュ業界ではまだまだ規模が小さく5番目という結果です。しかしNBAのヒューストン・ロケッツに所属するジェームス・ハーデン、ポートランド・トレイルブレイザーズのダミアン・リラードのシグネチャーモデルが人気を博しています。
1位:アディダス SPG
・田渡 凌(横浜ビー・コルセアーズ)
今回の調査では発見できませんでしたが、アディダスでおすすめのバッシュであるシグネチャーモデルを紹介しておきます。
おすすめ① アディダス Dリラード4
商品番号 | BY4496 |
参考価格 | 15,120円(税込) |
デイミアン・リラードのシグネチャー第4段となる「Dリラード4」。軽さと通気性を兼ね揃えたバッシュで、近未来感がありシンプルなシルエットとなっています。
おすすめ② アディダス ハーデン2
ジェームス・ハーデンが自由自在にコートを駆け巡る源のひとつと言って過言ではないシグネチャーモデル第2段。シンプルでランニングシューズのようなすっきりしたデザインが特徴的です。
もっとおすすめのアディダスのバッシュを知りたい方は以下記事を参考にしてください。

MIZUNO(ミズノ)
日本発のメーカーであるミズノといえば、野球用品のイメージが強い人が多いかもしれませんが、バスケットシーンにおいても国内外問わずプロ選手が着用しています。
1位:ミズノ ウエーブリアルスラッシャー
商品番号 | W1GA1610 |
参考価格 | 16,200円(税込) |
・谷 直樹(西宮ストークス)
販売店がアシックスをおすすめする理由
あらためてなぜスポーツショップの販売員はアシックスをおすすめするかも理解しておきましょう。
日本人と欧米人の足の形が違う
それは日本人の足と欧米人の足の形が違うことが理由として挙げられます。日本人の足は比較的に横幅が広く縦幅が短いため、海外メーカーと日本メーカーの同じ27.5cmでも横幅が異なることが主な理由です。
足のフィットしないバッシュを履いてプレイすることは、靴擦れや怪我を起こす原因にもなるので、自分の足に合うバッシュ選びが重要になってきます。ですがアメリカ発のナイキでは独特な東洋人の足にフィットしやすい『EPモデル』が発売されているので、ナイキを購入したい人はEPモデルを選択することがオススメです。
ナイキジャパンから発売されているバッシュであれば、ほとんどがEPモデルで、箱の札にも『EP』と記載されてます。
日本人と欧米人では脚力のポテンシャルが違う
誰もが実感したことがあると思いますが、日本人と欧米人では同じ年齢でも筋力や骨格が異なるため、発揮するパワーが違います。そのため、海外メーカーのアウトソール(靴底)は固く出来ていて、脚力が弱いとグリップ力がフルに発揮できないと感じる人が多いです。ですがアシックスはアウトソールが柔らかく、筋力が低くくても足と床に馴染みグリップ力が出ると言われています。
とくに成長段階の小学生・中学生・高校生は、成長段階であるため、より顕著にでるといわれていますが、個人的にはその差は大分無くなってきていると感じます。足の形も正座する習慣が減り椅子での生活が増えてきています。またトレーニング論も進化しているため、日本人の足の形も徐々に変化しているでしょう。
以上を踏まえるととりあえず「日本人だからアシックス」ではなく、最新テクノロジーやポジションなども考慮しながら、不足能力を補うことを目的としたバッシュ選びが正しいといえます。
バッシュ選びで気をつけるポイント
バッシュは試着をする
経験者やオフコート用のバッシュであれば問題ありませんが、スポーツに怪我は付き物でバッシュのサイズ選びを間違うと怪我をしやすくなる場合もあります。そのためバッシュ選びをするときは「デザイン」だけ決めずに試着することを忘れずにするようにしましょう。
できるだけ安くてお得にバッシュを手に入れるなら、以下の流れが一般的です。
- 近くの販売店で実際に試着する
- ネットで検索して安く購入できるショップを検索
- クレカやデビットカードで購入してポイントを貯める
意外に「2」がどこか探すのが手間だったりすると思うので、おすすめのネットショップを紹介していきます。
超お得にバッシュをゲットできるネットショップ
リアル店舗でお得なショップもあるかもしれませんが、おすすめは楽天市場やamazonなどの大手ショッピングモールでクレジットカードを利用して通販することです。
中には割引価格で販売していたり、ポイント付与されて2回目以降の購入で使用できるので、単に定価で購入するよりも断然お得になることは間違いありません。
その他には大型スポーツ店も品揃えが豊富ですが、アフターフォローしっかりしているのでオススメです。その中でもおすすめは、全国展開している優良店のスーパースポーツゼビオです。
ゼビオ以外ではアルペングループのスポーツデポもオススメです。
最後にこれだけは覚えておこう!
自分の年齢やキャリアでアシックスを選択することも必要ですが、より高いレベルでバスケをしたい方には、断然ナイキのバッシュをオススメします。
・初心者や小・中学生ならソールが柔らかいアシックス!
・購入するときはネット通販が断然お得!