巨人の高卒ピッチャーは桑田さん以外に誰がいたっけ?【ジャイアンツ編】

プロ野球界でいつの時代も一番注目してしまうチームが読売ジャイアンツ。
そのジャイアンツで高卒ピッチャーとドラフトで入団してで大成した選手といえば、桑田真澄氏を想像する人は多いと思います。

しかし、桑田さん以降に誰がいたか思い出せません。
東大と野球部と私――勝つために大切なことは何か
レッドソックスの上原投手は大卒だし、今ローテーションに入り活躍しているピッチャーの内海投手・菅野投手、そして沢村投手も大卒で入団しています。
大竹投手はFA、背番号18番の杉内投手もFAです。

ということで、ドラフトの結果をもとにジャイアンツに高卒で入団した選手・元選手を整理したいと思います。
※条件としては、桑田真澄氏が入団した1985年(昭和60年)に行われた第21回目以降のドラフトで投手として入団した選手を発表していきます。

ドラフトとは!?

ドラフトという言葉は英語でdraftと記述し、募って選び取ること。選抜。草案。などを意味しています。
プロ野球(日本)では、一般社団法人日本野球機構(NPB)が統括しており、プロ野球になりたい選手とプロ野球団との交渉権を取りつける会議を指します。正式には、新人選手選択会議といいます。
指名できるできないには条件がありますが、毎年10月から11月に行われテレビ中継もされます。
各球団の監督がスーツを着てくじ引きするシーンが印象的です。
個人的な感想ですが、ドラフトは楽天と日ハムが強いと感じてしまうのは私だけでしょうか。

桑田真澄氏の成績

ピッチャーは先発・中継ぎ・抑えによって、評価するポイントが異なりますので、一概に勝利数や防御率だけで判断できませんが、一通りの数値を紹介します。
成績は国内・メジャー含めた結果となり、1軍登録のみの数値となります。

  • 現役年数:21年
  • 登板数:461回
  • 勝利数:173回
  • 敗戦数:141回
  • 防御率:NPB3.55 MLB59.43
  • WHIP:NPB.1.23 MLB1.90

ドラフトの結果

1986年(昭和61年)

ドラフト1位:木田 優夫(日大明誠高)

  • 現役年数:24年(ジャイアンツの在籍期間9年)
  • 登板数:581回
  • 勝利数:74回
  • 敗戦数:83回
  • 防御率:NPB3.91 MLB5.83
  • WHIP:NPB.1.33 MLB1.60

勝利数は少ないですが、中継ぎやクローザーとして起用され実績も残しています。高卒1年目は2勝止まりで高卒ピッチャーとしてはまずまずの成績ではないでしょうか。
2年目には12勝する二桁勝利に、最多奪三振(182奪三振)でWHIPは0.99と驚愕の結果を残しているのです。
その後はオリックスに移籍したかと思えば、メジャーリーグ→日本プロ野球→メジャーリーグ→日本プロ野球→日本独立リーグと多くの球団でプレイしてきました。

ドラフト4位:樽見金典(柳川高)

  • 現役年数:24年(ジャイアンツの在籍期間3年))
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

1軍登録無し

1987年(昭和62年)

ドラフト1位:橋本清(PL学園高)

  • 現役年数:14年(ジャイアンツの在籍期間13年)
  • 登板数:134回
  • 勝利数:9回
  • 敗戦数:12回
  • 防御率:NPB.317
  • WHIP:1.22

ドラフト3位:礒貝公伸(宮崎南高)

  • 現役年数:3年(ジャイアンツの在籍期間3年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

1軍登録無し

1988年(昭和63年)

ドラフト3位:佐川潔(金足農高)

  • 現役年数:7年(ジャイアンツの在籍期間4年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

1軍登録無し

1989年(平成元年)

ドラフト3位:吉岡雄二(帝京高)

  • 現役年数:19年(ジャイアンツの在籍期間7年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

3年目に投手から野手に転向しています。

ドラフト6位:浅野智治(岡山南高)

  • 現役年数:9年(ジャイアンツの在籍期間年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

1軍登録無し

1990年(平成2年)

ドラフト5位:原正俊(日大二高)

  • 現役年数:2年(ジャイアンツの在籍期間2年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

1軍登録無し

1991年(平成3年)

ドラフト1位:谷口功一(天理高)

  • 現役年数:8年(ジャイアンツの在籍6年)
  • 登板数:7回
  • 勝利数:0回
  • 敗戦数:0回
  • 防御率:7.36
  • WHIP:2.18

ドラフト5位:三好正晴(川口工高)

  • 現役年数:2年(ジャイアンツの在籍期間2年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

1軍登録無し

ドラフト6位:羽根川竜(東北高)

  • 現役年数:2年(ジャイアンツの在籍期間7年)
  • 登板数:63回
  • 勝利数:18回
  • 敗戦数:18回
  • 防御率:NPB6.35 CPBL2.98
  • WHIP:NPB1.76 CPBL1.26

ジャイアンツ時代は1軍登録はありませんでしたが、その後ロッテを経て台湾のプロ野球チームである兄弟エレファンツにて主力投手として活躍しました。

1993年(平成5年)

ドラフト3位:岡島秀樹(東山高)

  • 現役年数:現在23年目でフリーエージェント(ジャイアンツの在籍期間12年)
  • 登板数:815回
  • 勝利数:55回
  • 敗戦数:48回
  • 防御率:NPB3.19 MLB3.09
  • WHIP:NPB1.28 MLB1.26

セットアッパーとして、国内だけでなく海外でも実績があり、日本人ではじめてメジャーリーグのワールドシリーズに登板した投手でもあります。

ドラフト5位:佐藤誠(駒大岩見沢高)

  • 現役年数:17年(ジャイアンツの在籍期間7年)
  • 登板数:209回
  • 勝利数:16回
  • 敗戦数:8回
  • 防御率:4.14
  • WHIP:1.46

1995年(平成7年)

ドラフト4位:大場豊千(上宮高)

  • 現役年数:6年(ジャイアンツの在籍期間6年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

1軍登録無しで4年目からは野手に変更

ドラフト6位:小林聡(水戸農高)

  • 現役年数:4年(ジャイアンツの在籍期間4年)
  • 登板数:1回
  • 勝利数:0回
  • 敗戦数:0回
  • 防御率:0.00
  • WHIP:0.00

1996年(平成8年)

ドラフト5位:宇野雅美(花園高)

  • 現役年数:6年(ジャイアンツの在籍期間2年)
  • 登板数:6回
  • 勝利数:0回
  • 敗戦数:0回
  • 防御率:3.60
  • WHIP:0.80

ジャイアンツを2年で退団し、途中5年間は社会人野球でプレイする

1998年(平成10年)

ドラフト4位:安原政俊(中央学院高)

  • 現役年数:4年(ジャイアンツの在籍期間4年)
  • 登板数:1回
  • 勝利数:0回
  • 敗戦数:0回
  • 防御率:9.00
  • WHIP:2.00

ドラフト5位:酒井純也(矢上高)

  • 現役年数:9年(ジャイアンツの在籍期間9年)
  • 登板数:38回
  • 勝利数:1回
  • 敗戦数:4回
  • 防御率:6.71
  • WHIP:1.82

1999年(平成11年)

ドラフト5位:條辺剛(阿南工高)

  • 現役年数:6年(ジャイアンツの在籍期間6年)
  • 登板数:111回
  • 勝利数:9回
  • 敗戦数:13回
  • 防御率:4.58
  • WHIP:1.62

2000年(平成12年)

ドラフト4位:根市寛貴(光星学院高)

  • 現役年数:6年(ジャイアンツの在籍期間3年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

1軍登録無し

  • 現役年数:4年(ジャイアンツの在籍期間4年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

1軍登録無し

2001年(平成13年)

ドラフト1位:真田裕貴(姫路工高)

  • 現役年数:13年(ジャイアンツの在籍期間7年)
  • 登板数:379回
  • 勝利数:27回
  • 敗戦数:30回
  • 防御率:NPB4.42 CPBL2.24
  • WHIP:NPB1.40 CPBL1.03

ジャイアンツで高卒1年目で6勝以上をあげており、この記録は桑田氏も超えて堀内恒夫氏以来で36年ぶりとなります。
その後、登板過多による肩の負傷でフォームが崩れ、ジャイアンツ→横浜→ジャイアンツ→台湾プロリーグ→ヤクルト→独立リーグと多数の球団を渡り歩きました。台湾リーグ時代には日本発となる中継王のタイトルを獲得しています。

ドラフト3位:鴨志田貴司(水戸短大付高)

  • 現役年数:12年(ジャイアンツの在籍期間5年)
  • 登板数:89回
  • 勝利数:0回
  • 敗戦数:0回
  • 防御率:4.26
  • WHIP:1.58

ドラフト5位:十川雄二(池田高)

  • 現役年数:5年(ジャイアンツの在籍期間5年)
  • 登板数:6回
  • 勝利数:1回
  • 敗戦数:4回
  • 防御率:5.14
  • WHIP:1.65

途中、野手に転向

ドラフト7位:林昌範(市立船橋高)

  • 現役年数:13年(ジャイアンツの在籍期間6年)
  • 登板数:421回
  • 勝利数:22回
  • 敗戦数:26回
  • 防御率:3.49
  • WHIP:1.34

2003年(平成15年)

ドラフト2位:西村健太朗(広陵高)

  • 現役年数:現役(ジャイアンツに在籍期間13年目)
  • 登板数:379回
  • 勝利数:38回
  • 敗戦数:32回
  • 防御率:3.38
  • WHIP:1.19

現役でジャイアンツで活躍しており、2013年は最多セーブ王を獲得しています。

  • 現役年数:3年(ジャイアンツの在籍期間3年)
  • 登板数:7回
  • 勝利数:0回
  • 敗戦数:1回
  • 防御率:4.50
  • WHIP:1.33

2004年(平成16年)

ドラフト5位:木村正太(一関一高)

  • 現役年数:7年(ジャイアンツの在籍期間7年)
  • 登板数:25回
  • 勝利数:0回
  • 敗戦数:0回
  • 防御率:3.09
  • WHIP:1.29

ドラフト7位:東野峻(鉾田一高)

  • 現役年数:11年(ジャイアンツの在籍期間8年)
  • 登板数:124回
  • 勝利数:32回
  • 敗戦数:30回
  • 防御率:3.43
  • WHIP:1.25

2005年(平成17年)

ドラフト1位:辻内崇伸(大阪桐蔭高)

  • 現役年数:8年(ジャイアンツの在籍期間8年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

ドラフト3位:加登脇卓真(北照高)

  • 現役年数:3年(ジャイアンツの在籍期間3年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

2006年(平成18年)

ドラフト4位:大抜亮祐(中京高)

  • 現役年数:3年(ジャイアンツの在籍期間3年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

2007年(平成19年)

ドラフト4位:竹嶋祐貴(滑川高)

  • 現役年数:3年(ジャイアンツの在籍期間3年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

育成2位:西村優希(遠軽高)

  • 現役年数:3年(ジャイアンツの在籍期間3年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

2008年(平成20年)

ドラフト2位:宮本武文(倉敷高)

  • 現役年数:4年(ジャイアンツの在籍期間4年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

ドラフト3位:斎藤圭祐(千葉経大付高)

  • 現役年数:4年(ジャイアンツの在籍期間4年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

ドラフト5位:笠原将生(福岡工大城東高)

  • 現役年数:7年(ジャイアンツの在籍期間4年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

野球賭博に関与していたため、巨人側が契約を解除

育成1位:杉山晃紀(綾部高)

  • 現役年数:3年(ジャイアンツの在籍期間3年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

2010年(平成22年)

ドラフト2位:宮国椋丞(糸満高)

  • 現役年数:現役でジャイアンツ6年目
  • 登板数:76回
  • 勝利数:16回
  • 敗戦数:11回
  • 防御率:3.42
  • WHIP:1.09

ドラフト3位:田中太一(大分工高)

  • 現役年数:現役でジャイアンツ6年目
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

育成6位:成瀬功亮(旭川実高)

  • 現役年数:現役でジャイアンツ6年目
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

2011年(平成23年)

ドラフト1位:松本竜也(英明高)

  • 現役年数:4年(ジャイアンツの在籍期間4年)
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

野球賭博に関与していたため、巨人側が契約を解除

ドラフト2位:今村信貴(太成学院大高)

  • 現役年数:現役でジャイアンツ5年目
  • 登板数:16回
  • 勝利数:3回
  • 敗戦数:2回
  • 防御率:4.89
  • WHIP:1.56

育成1位:田原啓吾(横浜高)

  • 現役年数:現役でジャイアンツ4年目
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

2013年(平成25年)

ドラフト3位:田口麗斗(新庄高)

  • 現役年数:現役でジャイアンツ3年目
  • 登板数:13回
  • 勝利数:3勝
  • 敗戦数:5敗
  • 防御率:2.71
  • WHIP:1.21

ドラフト5位:平良拳太郎(北山高)

  • 現役年数:現役でジャイアンツ3年目
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

2015年(平成27年)

ドラフト3位:与那原大剛(普天間高)

  • 現役年数:現役でジャイアンツ1年目
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

育成6位:橋本篤郎(鎮西高)

  • 現役年数:現役でジャイアンツ1年目
  • 登板数:-
  • 勝利数:-
  • 敗戦数:-
  • 防御率:-
  • WHIP:-

まとめ

こうやってみると、桑田さん以降はすごいメジャーになった選手は今のところ、木田さんと岡島投手だけでした。
それだけ、高卒ルーキーでピッチャーで挑戦することは狭き門であることが分かります。

さらに高卒でジャイアンツに入団してわかず数年で退団して引退してしまうのも特徴的です。
高卒ルーキーで有名選手となった松坂投手・マー君・ダルビッシュ投手・大谷選手は、ジャイアンツではないですが、狭き門をくぐり結果だした選手でもあります。
奇妙なことに大成している選手はパリーグが多い気がします。(勿論セリーグでマエケンなど大成した選手はいますが)